SNSやYouTube、美容系インフルエンサーの影響もあり、10代・20代の若い世代でも美容医療への関心が高まっています。
ただし、年齢や肌の状態に合った施術を選ばないと、肌に負担をかけてしまうリスクもあります。
そこで今回は、10代・20代に人気の美容医療を悩み別にご紹介し、若いうちだからこそ意識すべきポイントや注意点についても詳しく解説します。
10代と20代の肌の特徴とは?美容医療が必要な理由
10代・20代の肌は、基本的にターンオーバーが活発で水分量も多く、健康的な状態です。
しかし、それぞれの年代特有の悩みもあります。
10代の肌の特徴
- 皮脂分泌が活発でニキビができやすい
- ホルモンバランスの変化による肌荒れや毛穴の詰まり
- 紫外線による影響も受けやすく、将来的なシミの原因になる可能性も
20代の肌の特徴
- 肌の水分量が徐々に低下し始め、乾燥やハリ不足を感じるように
- 初期の小じわ・たるみが現れることも
- メイクや不規則な生活習慣による毛穴の開き・肌のくすみ
このように、見た目には大きなトラブルがなくても、将来的なエイジングサインや肌トラブルの予防として美容医療を取り入れることが、今後の肌状態を左右するカギとなるのです。
10代に人気の施術
医療脱毛
「毛の処理が面倒」「肌が荒れやすい」という悩みを抱える10代の女子にとって、医療脱毛は将来を見越した“先行投資”。
自己処理による肌トラブル(カミソリ負けや色素沈着)を防ぐためにも、肌が元気なうちに脱毛を始めるのがおすすめです。
- 永久脱毛効果が高い
- 通う回数が少なくて済む
- 学割プランがあるクリニックも多数
ダーマペン
ダーマペンは、ニキビ跡や毛穴の凹凸が気になる場合に有効です。
微細な針で肌に小さな穴を開け、コラーゲンの生成を促進します。
ただし、アクティブなニキビがある場合は注意が必要なので、医師と相談の上、適切なタイミングでの施術を行いましょう。
ピーリング
ピーリングは、皮脂や古い角質を取り除き、ニキビ予防に最適です。
月1ペースでの施術がおすすめです。
肌のターンオーバーを整え、くすみやざらつきの改善にも効果あり。
20代に人気の施術
フォトフェイシャル(IPL)
フォトフェイシャルは、20代に多い肌悩み「毛穴の開き」「赤ら顔」「くすみ」「シミ予備軍」にアプローチできる施術です。
光を照射して肌の奥からコラーゲンを増やし、透明感をアップします。
ダウンタイムがほとんどなく、初めて美容医療を受ける方にもおすすめの施術です。
ポテンツァ
ポテンツァは、RF(高周波)とマイクロニードルの技術を組み合わせた治療です。
毛穴の引き締め・ニキビ跡・赤み・肝斑など、幅広い悩みに対応可能。
20代後半に差し掛かる頃から、肌のハリや引き締め対策として取り入れる人が増えています。
ボトックス注射
まだ20代なのにボトックス?と思う方もいるかもしれませんが、笑ったときの目尻や額のシワは、放っておくと“クセ”になる可能性があります。
予防的に使うことで、表情のクセを抑え、将来的な深いシワを防ぎます。
水光注射
水光注射は、肌にヒアルロン酸やビタミンなどの美容成分をダイレクトに注入し、内側からみずみずしく潤った肌へ。
乾燥肌・ハリ不足が気になり始めた人にぴったりの施術です。
施術直後からツヤ・透明感を実感する人も多いです。
やりすぎ注意!若いうちに避けるべき美容医療施術とは?

美容医療は魅力的な反面、やりすぎによる副作用や不自然な変化も懸念されます。
特に10代・20代で避けた方がよい施術は以下の通りです。
フィラー(ヒアルロン酸注入)の過剰使用
唇や鼻、涙袋などに注入することで人気のヒアルロン酸ですが、必要以上の量を入れるとバランスが崩れ、不自然な印象になります。
若い肌にはボリュームが十分あるため、過度なフィラーは過度なフィラー注入はかえって不自然な仕上がりになることがあります。
強いピーリングやレーザー治療の頻繁な施術
10代・20代の肌はデリケートです。
過度なピーリングやレーザーを頻繁に行うと、肌のバリア機能が損なわれ、逆に肌荒れを引き起こす原因になることも。
頻度や強さは、医師の指導のもと調整することが大切です。
安易な整形手術
「流行っているから」「誰かがやっていたから」という理由で外科的な整形を選ぶのは避けましょう。
成長期が終わっていない可能性もあり、後から後悔するケースも少なくありません。
若いうちから「正しい美容医療」を知ろう
10代・20代から美容医療を取り入れることは、「美肌の貯金」ともいわれています。
とはいえ、話題の最新施術を無理に試す必要はありません。
大切なのは、自分の肌悩みに合った施術を、適切なタイミングで行うこと。それが美肌への近道です。
若い世代にとって美容医療は、「美肌をつくる」ことよりも、「美肌を守る」「肌トラブルを予防する」視点が重要です。
流行に流されず、自分の肌質や悩み、生活スタイルに合った施術を選ぶことで、将来にわたって健康的で若々しい肌を保つことができます。
美容医療は「何をするか」だけでなく、「やりすぎないこと」「必要ないときに無理にやらないこと」も大切です。
まずは信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分にとって必要な美容医療を見極めていきましょう。
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