レチノールは“ビタミンA”の一種。シワ・毛穴・ハリ低下など加齢サインからザラつき・くすみまで幅広くケアできる成分として、美容医療でもホームケアでも定番です。
本記事では、レチノールについて、効果、使い方、注意点・副作用、初心者・敏感肌の始め方を解説します。

レチノールとは?ビタミンAの基本

  • レチノール=ビタミンA誘導体の一種。肌のターンオーバーを整え、コラーゲン産生を後押しし、角層の水分保持を助けます。
  • 純粋レチノール、レチナール、レチノール誘導体(パルミチン酸レチノールなど)、処方薬のトレチノインなどが存在し、刺激・実感の速さはおおむね「レチノール<レチナール<トレチノイン」の順で強くなります。
  • 化粧品では“レチノール スキンケア”としてナイトクリームや美容液に配合されるのが一般的です。

何に効く?|レチノールの効果

  • シワ改善
    浅いシワ・ちりめんジワの改善。継続でハリ感が増しやすい。
  • 毛穴・キメ
    角層の整え+皮脂バランスのサポートで、毛穴の見え方をなめらかに。
  • ハリ・弾力
    コラーゲン産生の後押しにより、ふっくら感の底上げを狙える。
  • くすみ・ザラつき
    ターンオーバーの乱れを整え、つるんとした手触りへ。
    ※実感には個人差あり。2〜3ヶ月の継続が目安です。

いつ使う?|レチノールの正しい使い方

基本は夜のみの使用で、少量からはじめましょう。

  1. 少量で週2〜3回→徐々に回数を増やす(例:隔日→毎晩)
  2. 目まわり・口角など乾燥しやすい部位は“米粒の半分”を点置きしてやさしく延ばす
  3. 併用の順番:洗顔→化粧水→レチノール→高保湿クリームで“閉じ込める”
  4. 日中は必ず日焼け止め(SPF・PA表記のあるもの)を使用
  5. 使い始めは「ピリつき・赤み・乾燥(A反応)」が起きやすいので、頻度・量を調整

レチノールの注意点・副作用

  • A反応 
    赤み、ひりつき、つっぱり、軽い皮むけ。多くは一過性ですが、強い刺激が続く場合は中止し、保湿を優先。
  • 乾燥悪化
    保湿不足や頻度の上げすぎが原因。クリーム量を増やし、回数を減らす。
  • 光・熱・酸素に不安定
    容器はしっかり閉め、高温多湿・直射日光を避けて保管。開封後は早めに使い切る。
  • 妊娠中・授乳中
    使用可否は必ず医師に相談。自己判断での使用は避ける。
  • 施術前後
    ピーリングやレーザー治療の前後2週間は使用を控えていただいております。肌トラブルの原因になるため、来院時に必ず申告を。

レチノール初心者・敏感肌の始め方

  • 濃度は低めから
    まずは低濃度または誘導体のやさしい処方を選ぶ。
  • “サンドイッチ塗り”:保湿→レチノール→保湿で挟み、刺激を緩和。
  • 攻めの併用は避ける:レチノール+高濃度ビタミンC、強いピーリング、スクラブは最初は併用しない。
  • 頻度は“週2回・夜だけ”から:2週間問題なければ隔日→毎晩へ。
  • 赤みが出たら休む:落ち着くまで中止し、鎮静系・高保湿に切り替える。

当院でも取り扱いのあるスキンケアのご紹介

日本人の肌質に合わせて開発されたガウディスキンは、初めてレチノールを取り入れる方にもおすすめのシリーズです。
なかでもエクラリバイブは、肌を守るパルミチン酸レチノールを配合した多機能クリーム。1本で保湿・ハリ・ツヤをサポートし、ピュアレチノールながらA反応(赤みや皮むけ)が出にくいのが特徴です。敏感肌の方や初めてレチノールを使う方にも使いやすい処方です。

一方で、エイジングケアをしっかり行いたい方にはリビジョンスキンケアが向いています。
中でもDEJナイトフェイスクリームは、高濃度ペプチドを配合し、高保湿とハリ感の両立を実現。乾燥による小ジワ対策やたるみ予防にもおすすめです。

なお、ゼオスキンのレチノール配合商品は保湿成分をほとんど含まないため、初めてレチノールを使用する方や敏感肌の方には刺激が強い場合があります。まずは肌への刺激が少ないガウディスキンなどから始め、肌の状態を見ながら段階的にステップアップするのがおすすめです

よくある質問

Q. 何歳から始めればいい?
A. 年齢の決まりはありません。乾燥小ジワや毛穴の粗さが気になり始めたら“低濃度・週2回”の入口からが無難です。
Q. どれくらいで効果が出る?
A. 乾燥小ジワの手触り変化は数週間〜、ハリ感や毛穴の見え方は2〜3ヶ月の継続が目安。
Q. 朝も使える?
A. 基本は夜のみ。朝は保湿とUVケアを重視してください。
Q. 併用NGは?
A. 高頻度のピーリング、強いレチノールと高濃度レチノールの多層使い、強スクラブは刺激が増えます。
Q. 使う量の目安は?
A. 全顔で“パール小〜中”。刺激が出やすい方は“米粒1粒大”から。

レチノールは、シワ・毛穴・ハリ・くすみまで“横断的”に効率よくアプローチできるビタミンA成分。ポイントは「夜だけ・少量から・必ず保湿とUVケア」。初心者や敏感肌は“低濃度+サンドイッチ塗り+週2回”から始め、赤みが続くときは止めて保湿に戻す——この基本を守れば、ホームケアでも確かな積み上げが期待できます。
迷ったら、肌状態と目標時期を共有のうえ、医師と一緒に“いまのあなたに合う”商品を考えましょう。