「清潔感」「快適さ」「時短」——これらは、すべて医療脱毛で手に入ります。
今や脱毛は女性だけのものではありません。
ヒゲの青みや毎朝のシェービング、ムレやすいデリケートゾーンの悩み……そんなお悩みを解決すべく、男性向け医療脱毛の需要が急増しています。
今回は、ヒゲ脱毛から全身・VIO脱毛まで、男性に人気の脱毛部位やメリット、気になる施術内容についてわかりやすく解説します。
これを読めば、あなたも脱毛の第一歩を踏み出したくなるかもしれません。

なぜ、メンズ医療脱毛が人気なのか?美意識の高まりとその背景

社会の変化と男性美容ブーム

近年、脱毛する男性が飛躍的に増えています。
男性の美容や身だしなみに対する意識が高まり「清潔感」のある外見が強く求められる時代になりました。
かつては「毛深いこと」が男らしさの象徴とみなされた時代もありましたが、スマートフォンの普及などで効率性や美しさを追求する風潮が強まった現代では、「ムダ毛は無い方がスマート」という考え方が主流になりつつあります。
特に女性からは「綺麗で清潔感のある男性」が圧倒的支持を集めており、中性的で身だしなみに気を遣う男性が好まれる傾向が高まっています。

実際、日本の男性向け脱毛市場は年々拡大しており、2024年には約635億円規模(前年比約8.8%増)と急成長しています。
このように社会的な流れとして、男性の美意識の高まりと社会的受容の広がりがメンズ医療脱毛人気を後押ししているのです。

脱毛技術の進歩によるハードル低下

男性が脱毛に踏み切りやすくなった背景には、脱毛技術の進歩も重要な要因として挙げられます。
以前は「ニードル脱毛(絶縁針脱毛)」が主流で、非常に痛く施術に長時間かかるうえ費用も高額であったため、本気で脱毛に挑む男性はごく一部でした。
しかし1997年頃から医療用レーザー脱毛器が登場し、この20年ほどで施術の痛みや心理的な抵抗感が一気に緩和されました。
レーザー脱毛は広範囲を短時間で処理でき、効果も高いため脱毛が身近な存在になったのです。

特に最新のレーザー機器では冷却ガスによる皮膚冷却機能などで痛みを大幅に軽減しつつ、強力な脱毛効果を維持できます。
痛みが最大のネックだった男性にとって「痛みを抑えて高い脱毛効果が得られる」環境が整ったことは大きな追い風となりました。

技術革新によって施術の敷居が下がった結果、「自分も脱毛を受けてみよう」と考える男性が増え、今やオシャレな男性芸能人がこぞって脱毛していることも珍しくなくなりました。
こうした技術面・心理面の両方の変化が重なり、メンズ医療脱毛が人気を博しているのです。

メンズ脱毛の定番!人気の施術部位とメリット

ヒゲ脱毛のメリット

ヒゲ脱毛はメンズ脱毛の中で最も人気の部位の一つです。
毎日の髭剃りから解放されることで得られるメリットは計り知れません。
髭剃りは男性にとって日々のノルマですが、医療脱毛でヒゲを減らしたり無くしたりすれば朝の身支度が格段に楽になります。


実際、20歳から50年もの間、毎日10分間ヒゲを剃り続けると合計3,041時間(約126日)もの時間を費やす計算になりますが、医療脱毛を受ければ8~12時間程度で済み、生涯で3,000時間以上の時間短縮になるとの試算もあります。
ヒゲ脱毛により忙しい朝の身支度時間が短縮できるため、心にゆとりが生まれ一日を気持ちよくスタートできるでしょう。


加えて、青髭が解消されることで肌が明るく見え、清潔感が格段にアップします。
毎日カミソリで剃ることによる肌荒れやカミソリ負けからも解放されるため、肌トラブル予防の面でも有益です。
ヒゲ脱毛は「身だしなみ」としてビジネスマンにも浸透しつつあり、清潔感のある顔周りは周囲に好印象を与える効果も期待できます。
こうした理由からヒゲ脱毛は多くの男性に支持されています。

VIO脱毛のメリット

VIO脱毛(デリケートゾーンの脱毛)も近年急速に人気が高まっている部位です。
かつて男性脱毛と言えばヒゲが中心でしたが、最近の調査では、男性客の関心が「ヒゲ」から「VIO」にシフトしつつあり、デリケートゾーンのケア需要が顕在化しています。
特にVライン(ビキニライン)の脱毛は男性の利用率が約3割に達し、前年比でも着実に増加しています。


VIO脱毛の一番のメリットは衛生面と快適さです。
陰部の体毛が減ることでムレや不快感が軽減し、ニオイの発生を抑え清潔さが向上します。
夏場に下着の中で毛が蒸れて嫌な臭いの原因になる、といった問題も毛をすっきり処理することで一気に解消されます。
また、男性の場合は肛門まわり(Oライン)にも毛が生えていることが多く、排泄時の拭き取りに手間取ったり衛生上の悪影響を及ぼすケースがあります。
VIO脱毛によって肛門周りの毛を無くせば排便後の処理が格段に楽になり、清潔さが保てるのです。


加えて、デリケートゾーンを清潔に整えることはパートナーからの印象向上にもつながり得ますし、自分自身の自信にもつながります。
こうした理由から、VIO脱毛は「身だしなみ」や「エチケット」の一環として人気が高まっています。

全身脱毛のメリット

全身脱毛は、ヒゲやVIOを含む全身のあらゆるムダ毛を処理できる贅沢なプランで、毛深さにコンプレックスを抱えている男性に特に支持されています。
全身のムダ毛を医療脱毛で処理することで、長年のコンプレックスから解放されて自信を持てるようになるという声も多く聞かれます。
実際、体毛が気になって海やプール、温泉などを避けていた方も、脱毛後は積極的に楽しめるようになることがよくあります。
医療脱毛で全身の肌を綺麗に整えると、自分から進んで海水浴や温泉旅行の計画を立てたり、堂々と肌を露出できるようになります。


また、ファッションの幅も広がります
毛深い男性だと「脚の毛が見えるのが恥ずかしいから夏でも長ズボン」ということがありがちですが、全身脱毛で脚や腕の毛を処理すれば堂々とハーフパンツや半袖シャツを着こなせます。
ムダ毛を気にせず好きな服装を楽しめることでおしゃれ度がアップし、周囲からの印象も向上します。
さらに、全身ツルツルの肌になることで清潔感が増し、ビジネスでもプライベートでも好感度が高まるでしょう。


全身脱毛は費用も時間もかかる贅沢な施術ではありますが、その分得られるメリットも非常に大きいため、多くの男性にとって憧れのプランとなっています。

医療脱毛とサロン脱毛の違いは?男性が医療脱毛を選ぶべき理由

脱毛効果と施術回数の違い  

メンズ脱毛を考える際に、クリニックで行う医療脱毛(レーザー脱毛)エステサロンで行うサロン脱毛(光脱毛)の違いは重要なポイントです。
最大の違いは、減毛効果です。

エステの光脱毛は減毛・抑毛効果はあっても毛根を破壊することはできないため、時間が経てばまた毛が生えてきます。
一方、医療機関でのみ扱える医療用レーザー脱毛では毛根の発毛組織を破壊でき、より脱毛の効果が期待できるのです。
その分パワーが強く施術1回あたりの効果が高いため、必要な施術回数も少なく済みます。
例えばエステではヒゲ脱毛に20回以上通ってもツルツルにするのは難しいですが、医療脱毛なら半分以下の回数で完了できるケースも多く報告されています。

短期間で確実に脱毛を終わらせたいなら、医療脱毛を選ぶメリットは明白です。

安全性・施術者の違いと痛みへの対応

安全性の面でもクリニックとサロンには大きな違いがあります。
医療脱毛は医師や看護師など有資格の医療従事者が施術を行いますが、サロン脱毛は資格のないスタッフでも施術が可能です。

医療従事者がいるクリニックでは、施術前に医師による診察やカウンセリングで肌状態をチェックし、一人ひとりに適したレーザー出力や機械を選定します。
また万が一、施術後に肌トラブル(赤み・やけど・毛嚢炎など)が発生しても、その場で医師が適切に処置や薬の処方を行えるため安心です。
一方、サロン脱毛の場合は施術者が医療資格を持たないため、トラブル時は自分で皮膚科を受診する必要があり、アフターフォローの面で不安が残ります。

さらに、「痛みへの対応」も異なります。
医療レーザーは出力が強いぶん痛みを感じやすいですが、クリニックでは麻酔クリームや笑気麻酔などを医師の判断で使用できるため、痛みを和らげることが可能です。
特に毛が太く濃いヒゲやVIOの施術ではゴムで弾かれたような強い痛みを感じる場合がありますが、麻酔の併用でかなり軽減できます。
一方、サロンの光脱毛は出力が弱く痛みは比較的少ないものの、麻酔は使えず我慢するしかありません。
痛みに敏感な方やデリケートな部位の施術では、この違いは重要なポイントです。

脱毛にかかる総費用の違い

一見すると医療脱毛はサロンより料金が高いイメージがあるかもしれません。
しかし、長期的に見ると医療脱毛の方がむしろお得になるケースが多いです。
医療脱毛は1回あたりの費用こそサロンより高めですが、少ない回数で脱毛効果を得られるため、トータルの費用は結果的に安くなることがほとんどです。
例えばヒゲ脱毛の場合、エステサロンで安価なコースを契約しても効果が不十分で何度も追加施術を受けるうちに支払いが嵩み、総額ではクリニックで完了するより高くついてしまった…という話も珍しくありません。
実際、エステ脱毛は「通い放題」などのプランがあっても永久脱毛ではないため終わりが見えず、最終的な費用が読みにくいのに対し、医療脱毛は必要な回数が明確で追加費用も発生しにくいメリットがあります。
加えて、クリニックによっては学割や乗り換え割など各種割引や分割払いプランも充実しており、月々数千円から始められるところも増えています。

以上のように、「効果」「安全性」「総費用」の観点から考えても、メンズ脱毛をするなら医療脱毛クリニックを選ぶのがおすすめです。

メンズ医療脱毛の費用

施術部位ごとの費用相場

メンズ医療脱毛 主な施術部位と費用相場(5回コース目安)

施術部位費用相場(5回コース)備考
ヒゲ全体約8~10万円
10回以上で約15万円程度
仕事上、身だしなみを整える必要がある方に人気
VIO(デリケートゾーン)約10~15万円清潔感・快適さを重視する方に人気
全身脱毛(顔・VIO含む)約38~60万円広範囲をまとめて処理できるプラン

一般的に、男性の医療脱毛5回コースの費用は、上記のような相場となっています。
施術する部位や毛量によって、必要な回数や総額には個人差があります。
たとえば、ヒゲ脱毛であれば5~6回コースが7~10万円前後、さらに効果を高めたい場合は10回以上のプランで15万円程度が一つの目安です。

全身脱毛は施術範囲が広いため費用も高額になりがちですが、複数部位をまとめて効率よく処理できるメリットがあります。
また、クリニックによっては「ヒゲ+全身」「VIO+全身」など、人気部位を組み合わせた割安なセットプランを用意しているところも多く、うまく活用すればコストを抑えながら希望の仕上がりを目指すことが可能です。

自分がどの部位をどれくらい脱毛したいのかを明確にし、各クリニックのコース設定を比較しながら、最適なプランを選びましょう

新宿・心斎橋・福岡のクリニック料金例

実際のクリニックの料金例をいくつか紹介します。
例えば、東京新宿・大阪心斎橋・福岡に展開するDAILY SKIN CLINICでは、男性の全身医療脱毛(顔・VIO込み)が1回あたり約49,800円で提供されています。

さらに、お得な4回コースでは全身(顔・VIO込み)で179,000円(税込)、1回あたり44,750円で全身脱毛が受けられる計算です。

ただし、名古屋院では1回69,800円、5回コースで279,800円(税込)と、他院と異なる料金設定となっています。
詳しくはDAILY SKIN CLINICをチェック!

別のメンズクリニック例では、全身(顔・VIO含む)5回が約323,400円、ヒゲ全体5回が61,600円など比較的リーズナブルな価格設定も見られます。

このように、都市部には価格競争もあって低価格で高品質な医療脱毛を提供するクリニックが増えてきています
もちろんクリニックによって施術範囲やサービス内容が異なるため、単純に金額だけで比較するのではなく、含まれる部位や追加費用の有無(初診料・麻酔代など)、アフターケア体制まで含めて検討すると良いでしょう。

新宿・心斎橋・福岡といった主要エリアには多数の医療脱毛クリニックがありますので、各院の料金プランを調べ、自分の予算とニーズに合ったクリニックを選ぶことが大切です。

メンズ脱毛の注意点

肌トラブルのリスクと医療機関での安心感

医療脱毛は基本的に安全性の高い施術ですが、 完全にリスクがゼロというわけではありません
個人の肌質や施術時の状況によっては、照射後に赤み・痒みが出たり、毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる毛穴の炎症が起きたりするケースもあります。
特に日焼け肌に照射すると火傷など肌トラブルのリスクが高まるため、施術できないことがあります。
トラブルが発生した場合に備えて、事前にクリニックのアフターフォロー内容を確認しておくことも大切です。
信頼できる医療脱毛クリニックであれば、施術後に肌トラブルが起きた際は医師が適切な診察・治療を行い、必要に応じて薬の処方も無料で対応してくれるのが一般的です。
実際、医療脱毛ではアフターケアまで含めて医療行為として提供されるため安心感があります。


一方でエステサロンの場合、施術後のトラブル対応は基本的に保証されないことが多いため、そうしたリスク面から見ても医療脱毛が安心と言えるでしょう。
肌が弱い方やアレルギー体質の方は特に、施術前の無料カウンセリング等で不安な点をしっかり相談し、納得した上で施術を受けることが大切です。

脱毛前の準備と施術後のケア

メンズ脱毛を受けるにあたり、施術前後のケアや注意事項を守ることが安全かつ効果的に脱毛を行うポイントです。
まず施術前~脱毛期間中は、日焼けと毛抜き行為を避けましょう。
レーザーは毛のメラニン色素(黒い部分)に反応するため、肌が日焼けして黒くなっていると照射できなかったり火傷の恐れがあります。
毛抜きで毛根ごと抜いてしまうとレーザーが反応する毛が無くなり効果が得られないため、脱毛を始める前から自己処理はシェービングのみに留め、毛抜きやワックスは控えてください。

また、施術前に抗生剤など特定の薬を服用していたり、直前に予防接種を受けている場合も注意が必要です。
薬の成分によってはレーザー照射に反応して肌トラブルを招く可能性があるため、常用薬がある方は事前にクリニックに相談しましょう。
予防接種後も肌の機能が一時的に低下するため、最低1週間程度は間隔を空けてから施術を受けるようにします。

さらに、施術当日の飲酒や激しい運動はNGです。
体温や血行が上がると痛みを感じやすくなったり肌が炎症を起こしやすくなるため、前日~当日はアルコールやハードな運動は避けるのが無難です。

一方、施術後のケアとして特に重要なのは保湿とUVケアです。
脱毛期間中の肌は乾燥しやすくデリケートになっています。
十分に保湿ケアを行わないと肌荒れの原因になりますし、乾燥がひどいと次回の施術が受けられないこともあります。
毎日化粧水や乳液でしっかり保湿し、肌のバリア機能を保つよう心がけましょう。
併せて、照射後しばらくは紫外線の影響を受けやすい状態なので日焼け止めを塗る、長袖を着るなど日焼け対策も忘れずに行います。

施術当日の入浴は避けシャワーのみにする、サウナや激しい運動は控える、といった指示も一般的にありますので、施術スタッフの案内に従い正しくアフターケアを行ってください。
適切な準備とケアを行えば、リスクを最小限に抑えて脱毛効果を最大限に引き出すことができます

脱毛完了までの回数と期間の目安

最後に、メンズ脱毛に通う回数や期間について理解しておきましょう。
毛には毛周期(ヘアサイクル)があり、一度の施術ですべての毛を脱毛することはできないため、複数回通う必要があります。

医療脱毛の場合、一般的に施術間隔は1~2ヶ月おきに設定されます。
例えばヒゲ脱毛では6~8週間程度、体やVIOでは8~10週間ほど間隔を空けて次回照射を行うのが目安です。
このサイクルで施術を繰り返すことで徐々に毛量が減っていきます。
効果の現れ方には個人差がありますが、一つの目安としては、2~4回(約2~6ヶ月)で脱毛効果を実感し始め、5~7回(約8~12ヶ月)で自己処理がかなり楽になる程度まで毛量が減り、8~10回(約14~18ヶ月)ほどでツルツルの状態になる方が多いようです。
つまりヒゲや体毛が濃い人でも、医療脱毛であれば約1年~1年半程度でほぼ脱毛完了を目指せる計算になります。
これに対し、エステ脱毛の場合は効果がマイルドなぶん回数が多く必要で、自己処理が楽になるまで20回以上・完了には30回以上といった長期戦となり、5年以上かかるケースもあります。
このように、短期間で確実に脱毛を終わらせたい人に医療脱毛が選ばれる理由の一つが施術回数・期間の短さです。

もっとも、毛質や毛量、目指す仕上がり具合によって必要な回数は変わります。
例えば「ヒゲを薄くする程度」で満足するのか「完全になくしたい」のかでも回数は異なりますし、毛が減ってくれば間隔を少し空けるなど調整も行われます。
施術を進める中で担当者と相談しながら、自分に合ったペースで通うと良いでしょう。
医療脱毛であれば適切な回数をこなすことで着実に効果が現れ、最終的には自己処理をしなくていい快適な生活を手に入れられるでしょう