美容皮膚科では、毛穴・ニキビ跡・小ジワ・肌質改善といったさまざまな悩みに応える治療が増えています。
美肌を目指す美容医療の中でも、「ダーマペン」と「ポテンツァ」は特に人気の高い施術です。
どちらも極細の針を使用して肌の自己再生力を高める治療ですが、その仕組みや効果、ダウンタイム、向いている肌悩みなどには違いがあります。
この記事では、「施術方法」「痛み」「効果」「向いている人」「ダウンタイムの過ごし方」の5つのポイントから、ダーマペンとポテンツァの違いを詳しく解説していきます。
施術方法
脱毛方法は大きく分けて以下の3種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
ダーマペン
ダーマペンは、極細の針が1秒間に最大120回振動しながら肌に微細な穴を開ける医療機器です。
これにより肌の自然治癒力が働き、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、ハリや弾力のある肌へと導きます。
また、薬剤を導入することで保湿や美白、毛穴引き締めといった効果も期待できます。
ポテンツァ
ポテンツァは、マイクロニードルで肌に微細な穴を開ける点ではダーマペンと同じですが、そこにRF(高周波)エネルギーを加える点が最大の違いです。
熱エネルギーが真皮層まで届くことで、肌の引き締めやニキビ跡、肝斑、赤ら顔など、より深刻な悩みにも対応可能です。
痛み
ダーマペン
施術前に麻酔クリームを使用するため、痛みは軽度〜中程度とされています。
皮膚が薄い部位(額や目元)はややチクチクとした感覚を覚えることもありますが、我慢できる程度の痛みです。
ポテンツァ
ポテンツァも麻酔クリームを使用しますが、針による刺激+RFの熱による痛みがあるため、ダーマペンよりもやや強く痛みを感じる方もいます。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、クリニック側でも強さを調整することができます。
効果
ダーマペンの主な効果
- 毛穴の開き改善
- ニキビ跡の浅い凹凸の修復
- 小じわ・乾燥肌の改善
- 肌質の全体的な向上(キメ、ツヤ)
- 美容成分の浸透促進(ビタミンC、成長因子など)
ポテンツァの主な効果
- ニキビ跡・クレーター改善(中〜重度にも対応)
- 毛穴の引き締め
- 肝斑、赤ら顔、色素沈着の改善
- リフトアップ・たるみ改善
- 美白や保湿、再生力アップ(専用薬剤との併用による)
ポテンツァは深部への熱エネルギーによって、より幅広い肌トラブルに対応可能です。
どちらが向いている?
肌の悩み | ダーマペンが向いている人 | ポテンツァが向いている人 |
---|---|---|
毛穴の開き | 経度~中度 | 中~重度まで対応可能 |
ニキビ跡 | 浅い凹凸 | 深いクレーター状のニキビ跡 |
小じわ・ハリ不足 | 経度のエイジングサイン | リフトアップも同時に求める方 |
肝斑・赤ら顔 | △(効果が限定的) | ◎(専用カートリッジあり) |
美容初心者 | ◎(気軽に始めやすい) | △(痛み・費用面で注意) |
ダーマペン・ポテンツァのダウンタイムの過ごし方

ダーマペンのダウンタイム
赤みや軽い腫れ:1〜2日程度
メイクは翌日から可能(クリニック指示による)
施術後3〜5日は強い紫外線・ピーリング成分は避けましょう。
保湿とUVケアを徹底することで肌再生をサポートできます。
ポテンツァのダウンタイム
赤み・腫れ:3〜5日程度(内出血が出ることも)
治療直後のメイクは不可、翌日から可能な場合もあります。
飲酒・入浴・運動は24時間避けるのが一般的です。
保湿と日焼け対策をしっかり行いましょう。
自分に合った美肌治療を選ぼう
ダーマペンとポテンツァ、どちらも肌を再生させる効果的な治療法ですが、目的や肌悩みによって適した選択肢が異なります。
「まずは手軽に美肌治療を試してみたい」「毛穴や軽いニキビ跡が気になる」という方にはダーマペンがおすすめです。
「しっかり効果を実感したい」「赤ら顔や肝斑も同時に治したい」という方にはポテンツァが適しています。
「ダーマペン」と「ポテンツァ」は、どちらも肌の再生力を活かした人気の施術ですが、それぞれ得意な分野や仕組みが異なります。
軽い毛穴の悩みや美肌維持を目的とするならダーマペン、より深い肌悩みや高い効果を求めるならポテンツァが向いているでしょう。
自分の肌悩みやライフスタイル、予算に合わせてカウンセリングでしっかり相談しながらベストな施術を選んでください。
どちらの施術も、継続することで肌本来の美しさを引き出してくれます。
大切なのは肌の状態や悩みに合わせた治療法を選ぶことです。
カウンセリングでしっかりと自分の肌状態を医師に相談し、無理のない施術計画を立てましょう。
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